座談会「この木、どうする?」をやりました。
夏の終わりの土曜日、ふたつの公園の利用者や近隣の方、庭の職人、京都市の担当が、木かげにいすを並べて集まりました。テーマは「この木、どうする?」。大きくなりすぎた木、伸びた枝、増えた落ち葉——ふだん気になっているけれど、なかなか口に出さないことを、まずは出し合ってみる会です。
これは、正解を決める会ではありません。「切ってしまおう」でも「そのままがいい」でもなく、まずはそれぞれの「気になっている」を並べてみる。そこから、次に手をかける順番が見えてきます。
手をかける前に、まず話す
職人からは、「切る」「残す」をどう見分けているのか、その考え方を紹介してもらいました。木の健康、日当たり、まわりの安全、そして見た目。ひとつの正解があるわけではなく、いくつもの見方を重ねて決めていく——という話に、「へえ」という声があちこちから上がります。
参加した方からは、「ここのベンチから見える枝は残してほしい」「角の植え込みは見通しが悪くて少し怖い」といった、暮らしの目線の声がたくさん出ました。地図に付箋を貼りながら、気になる場所をひとつずつ書きとめていきます。
決まったこと、決まらなかったこと
この日で決まったのは、10月の剪定ワークショップで、いちばん声の多かった一角を、職人と一緒に手入れしてみること。決まらなかったことも、そのまま記録に残します。手をかけるほど、好きになる。すぐに答えを出さずに、少しずつ関わっていく。それが、この公園との付き合い方だと思うからです。
次は、10月の剪定ワークショップで、実際に手を動かします。この日の「気になっている」が、どんなふうに変わっていくか。またここに記録します。